TWG
といえばシンガポール生まれの高級紅茶。
出会い
出会いは10年近く前。
仕事の関係でシンガポールとの繋がりができ、
当時のビジネスパートナーからもらったのがTWGの紅茶だった。
1837ブラックティー
そしてこの時にもらったのは「1837ブラックティー」。
100gの茶葉がそのまま缶に入ったものだった。
「1837ブラックティー」といえばTWGのシグニチャーの一品。
ブラックティーをベースにバミューダトライアングル地域に特有の花やフルーツの香りをブレンドしたもので、
ベリーやアニス、キャラメルの香りが特徴の紅茶。
TWGで紅茶党に
それまでの私といえば、仕事のお供も、自宅のキッチン棚に入っているのも、食後に頼むのもコーヒーという根っからのコーヒー党で、
正直紅茶って何か薄くて味良く分からないし、その割りになんか苦いし、別に美味しくない。。。と思ってた。
そしてそんな私にとっての初めてのTWGブラックティーは、
「おいしい。。。!!!そして何この素敵な香りは!」
衝撃以外の何者でもなかった。
缶を開けた瞬間の甘いにおい、紅茶を入れる最中もずっと漂う香り。
カップに顔を近づけたときに一層香るこの香り。
口に含んだ瞬間はもちろん飲み終わった後もしばらく香りが続いて、
とても幸せな気分にさせてくれる紅茶だと思った。
その後いくつかの種類のTWGのお茶を飲んでみたけれども、
全てに共通しているのは香りがどれも素敵だということ。
しかもその香りが全く安っぽくなく紅茶缶を開けた瞬間から漂うこの香りの癒し効果の高いこと。
TWGを作った人ーTaha Bouqdib
TWGは調べてみると創業が2008年と割と最近なんですね。
一体どんな人が作った会社なのかと俄然気になり調べてみました。
Taha Bouqdib(男性)TWGの現社長兼CEOそして創業者。
モロッコで生まれ育ち、
22歳の時には法律を勉強するためパリに移り住んだそう。
モロッコで紅茶というと誰もが飲む飲み物で、
来訪者にも出す皆に親しみのある飲み物だそうです。
(日本でいうところの緑茶みたいなものでしょうか。)
ところが(当時の)フランスで紅茶というと、
老人か女性または病気の人が飲む飲み物というイメージで、
誰にでも楽しまれている飲み物というわけではなかったようです。
全く違う二国のお茶文化を経験する中で彼は中国茶「ロンジン茶」に出会い、
それをきっかけにお茶業界に足を踏み入れる決心をしたそうです。
元々は法律の勉強をするためにパリに渡ったのに、
学校もさっさと止めてしまったようです。
彼の父親はモロッコ王室で責任ある仕事をする(当時はしてらっしゃったそうですが現在は不明)方。
4人の息子と3人の娘にもやはり同じ道を歩むことを望んでいたそうです。
が、お茶業界に進むことを話にモロッコに戻った息子に父が言った言葉は、
「自分で決めた人生、自分で責任をもってやりなさい」
そして
「幸せだと感じられる仕事であれば未来もあるし成功もするだろう。しかし幸せだと感じられない仕事をしていては何も手に入れることはできない」
だったそう。
かくして彼のお茶人生は始まるのです。
この時23歳。
その後シンガポールで2008年TWGを創業。
その間どんな歩みがあって今日のこの素晴らしい紅茶に繋がっているのか、
このブログを書いていて俄然興味がわいてきました。
TWGの色々な種類の紅茶についても書きつつ、
創業者の人生やTWGについても色々と書いていけたらいいなと思っています。
Tahaさんと共同創業者であり奥様でもあるMaranda Barnesが質問に答えながら、
色々な紅茶を紹介している動画です。